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NHKの番組で、最後の集団就職をした子たちのドキュメントをやっていた。
素晴らしい…泣いてしまった。
中学卒業して、集団就職をして、5年後、お盆の時、成人式をやるからその時また会おうって。
成人式の時に、既に辞めたり転職している子が大半。お給料が少なかったり、職場に恵まれない子が多かったそうだ。集団就職の引率の先生も、教え子が就職先にもらわれていく様はなんとも言えないと言ってた。
いつか自分のお店を持ちたいって、蕎麦屋に就職した子は蕎麦屋を辞めて自衛隊に入って、お店を持つ為に、貯金しまくって、そのために遊んだり、付き合いをセーブしたり、自分には青春というものがなかった。損をしたって言ってる。この時酔ってて、同じような事何回も言ってるんだけど、それだけ彼のこの気持ちが強いって事がわかる。この子はこの年の6月にお母さんを亡くしてる。
もう一人は木工会社に就職したけど会社に向いてなくて3年位で辞めて田舎へ帰って、農業と大工見習いをしてる。この子は車とか買って色々遊んだけど、ちゃんと仕送りをしてる。
上の大工見習いの子は現在は地元で棟梁になってて、58歳位、面影がある。あれから立派に仕事をしてる。泣いた。
蕎麦屋の子は今は運送会社で働いてるそうで、あの頃を思い出してどうですかって聞かれて、
青春そのものでした
って答えたのがほんと泣けた。
言葉では言い表せない、あの頃の気持ち、思い出はかけがえのない青春だったんだと思って。